朝晩の空気にふと涼しさを感じたり、日中はまだ半袖で過ごせるほどあたたかかったり。季節の変わり目ならではの気温差に、体も対応しようとする時期ですね。
「朝からなんだか体が重い」
「しっかり寝たはずなのに、疲れが全然抜けない」
そんなふうに、理由のわからないだるさや疲労感を抱えていませんか?
この時期の「だるさ」や「疲れ」には、日中と朝晩の気温差に対応しようと、体がさまざまな調整を続けていることも関係しています。
季節の変わり目に起こりやすい不調と自律神経との関係については、前回の記事🔗「季節の変わり目に体調を崩しやすいのはなぜ?秋口の不調と自律神経」でもご紹介していますので、あわせてご覧になってみてくださいね。
今回は、朝晩の気温差が体にどのような影響を与えているのか、少しだけ覗いてみましょう。
朝晩の気温差で「だるい・疲れる」と感じる理由
日中のあたたかさと、朝晩のひんやりとした空気。この寒暖差を経験するたび、私たちの体はどんなふうに過ごしているのでしょうか。
体温を一定に保つために、体は調整を続けている
私たちの体には、外の気温が変わっても体温を一定の範囲に保とうとする大切な仕組みがあります。
暑いときには皮膚の血流を増やしたり汗をかいたりして熱を逃がし、逆に気温が下がると血管を収縮させるなどして、体の熱を逃がしにくくします。こうした体温調節の働きには、私たちの意思とは関係なく働く自律神経が深く関わっています。
朝晩と日中の気温差が大きい時期は、周囲の環境や温度の変化に合わせて、体が絶えずこうした調整を繰り返しています。そのため、人によってはいつもより疲れやだるさを感じることがあるのです。
知らず知らずのうちに体に力が入りやすくなる
気温が下がると、体は熱を逃がさないようにと、自然にキュッと縮こまりやすくなります。
自分ではリラックスしているつもりでも、肩や首まわりに力が入ったり、呼吸がいつもより浅く感じられたりすることもあります。こうした無意識の緊張が続くと、首や肩まわりなどの筋肉がこわばり、コリや動かしにくさ、重だるさを感じることがあります。
寒暖差と上手に付き合うための、小さなセルフケア
「気温差なんて変えられないし……」と、無理に頑張って合わせようとしなくて大丈夫です。大切なのは、体が発している「ちょっと疲れたな」というサインに早めに気づいてあげること。
今日からできる、いくつかの小さな工夫をご紹介しますね。

脱ぎ着しやすい服装でこまめに調整する
朝晩は薄手の上着やストールを活用し、日中に暑くなったら脱げるようにしておきましょう。冷房の効いた室内と屋外を行き来するときにも、衣服でこまめに調整することが大切です。
残暑の日の水分補給も忘れずに
朝晩が過ごしやすくなっても、日中はまだ気温や湿度が高くなる日があります。涼しさを感じる時間が増えても、のどが渇く前のこまめな水分補給を心がけてみてくださいね。温めることばかりを意識せず、暑い時間帯には熱中症への注意も忘れないようにしましょう。
就寝前のお風呂や心地よい時間を大切にする
就寝前には、熱すぎないお湯にゆっくり浸かり、一日の緊張をゆるめる時間を作るのも一つの方法です。
だるさが抜けないときは、「あれこれしなきゃ」を手放して、ただぼーっとする時間を数分だけでも作ってみてください。体を休ませることは、サボることではなく、次の季節へ向かうための大切な準備の時間です。
寒暖差が気になる時期の体調管理に鍼灸を
気温差が大きい時期には、首や肩のこり、体の重だるさ、眠りにくさなど、なんとなくすっきりしない不調を感じる方もいらっしゃいます。
まき鍼灸院・柔道整復院では、その日の体調や睡眠の状態、冷えの感じ方などをお伺いし、一人ひとりのお体の状態に合わせた施術を行っています。
鍼灸を、ご自身の体に改めて目を向け、日々の緊張をゆるめ、ご自身の体に目を向ける時間の一つとして、鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。
気温の変化に合わせて、無理なく調整を
朝晩の気温差でだるい、疲れると感じるときは、体が「少しペースを落としてね」と教えてくれているサインかもしれません。
無理に元気に戻そうとせず、その日のご自身の体調や感覚をそのまま受け止めてあげてくださいね。
なお、だるさやめまい、頭痛などの症状が強い場合や長引くときは、季節の変化だけだと決めつけず、早めに医療機関へご相談ください。
少しずつ、ご自身の心地よさを取り戻していけますように。
Q:朝晩の気温差で体がだるくなるのはなぜですか?
A:外の気温が変化すると、体は発汗や血流などを調整して、体温を一定の範囲に保とうとします。気温差の大きい時期には、こうした環境の変化に対応するなかで、だるさや疲れを感じる方もいます。ただし、症状が強い場合や長く続く場合は、ほかの原因も考えられるため医療機関へ相談しましょう。
Q:寒暖差による疲労やだるさを和らげるにはどうすればいいですか?
A:脱ぎ着しやすい服装で、暑さや寒さに合わせてこまめに調整したり、就寝前にぬるめのお湯にゆっくり浸かって緊張をゆるめたりすることがおすすめです。また、残暑の残る日は水分補給も意識しながら、ご自身が「心地よい」と感じるリラックス時間を大切にしてみてください。
