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【季節の変わり目に感じる“からだの変化”|更年期世代のセルフケア習慣】

1:季節の変わり目と更年期の不調

1:気温差による自律神経の乱れ

朝晩の気温差が大きくなる秋は、体温調節を担う自律神経が乱れやすくなります。
冷えたり、のぼせたり、体の中で温度差が生じると、肩こりやだるさ、頭痛、不眠などの不調が出やすくなります。
特に更年期世代はホルモンの影響も加わり、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないことも。
日中は体を動かし、夜はぬるめのお風呂で副交感神経を整えることが大切です。

2:ホルモン変化と更年期症状

更年期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急に減少する時期。
その変化が自律神経の働きに影響し、ほてり・発汗・イライラ・不眠などが起こりやすくなります。
これは「ホルモンの乱れ」と「自律神経の乱れ」が重なっている状態です。
無理をせず、規則正しい生活と適度な休息を意識して、心と体のリズムを整えましょう。

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2:セルフケアで整える3つのポイント

1:体を冷やさない温活習慣

季節の変わり目は、思っている以上に体が冷えています。
冷たい飲み物や薄着を続けると、血流が滞り、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
しょうが・ねぎ・かぼちゃ・れんこんなど、体を温める食材を意識して取り入れましょう。
また、足首・お腹・首まわりを温めると、冷えによる不調を防ぐことができます。
お灸や温かい飲み物で、内側から温めるのもおすすめです。

2:深呼吸とストレッチでリラックス

忙しい日々の中で、呼吸が浅くなっていませんか?
深呼吸は副交感神経を整える一番簡単なセルフケアです。
朝起きたときや夜寝る前に、3回ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。
肩や首を軽く回したり、背伸びをするだけでも血流が促され、体が温まりやすくなります。
リラックスできる時間を少しでもつくることで、心と体の緊張がほどけていきます。

3:質の良い睡眠を意識する

睡眠の質は、自律神経とホルモンバランスの安定に深く関係しています。
夜更かしを避け、寝る1時間前にはスマホやPC画面を見ないようにするのが理想です。
軽いストレッチや温かいお茶で体を緩め、ゆったりとした気分で眠りにつきましょう。
眠りのリズムを整えることで、翌朝の目覚めや体の軽さが変わってきます。

3:鍼灸でサポートする更年期ケア

1:自律神経を整えるツボ刺激

鍼灸では、ツボ(経穴)を刺激することで自律神経のバランスを整えます。
更年期の不調でよく使うのが「内関(ないかん)」「合谷(ごうこく)」「三陰交(さんいんこう)」など。
これらのツボは、ストレスによる緊張をゆるめ、血流やホルモンの働きを整える作用があります。
ご自宅では、指で軽く押したり、市販のお灸を使うのもおすすめです。
体調に合わせたツボ選びで、心と体の安定をサポートしていきましょう。

ツボ 合谷の位置のイラスト

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2:女性ホルモンのバランスを助ける施術

更年期の不調は、ホルモン変化と自律神経の乱れが重なって現れます。
鍼灸では、全身の巡りを整えることで、ホルモンバランスをサポートします。
特に耳や手足のツボを使った施術は、体への負担が少なく、心身のリラックス効果も高いのが特徴です。
当院では、耳介画像をもとにした全身調整を行い、ひとりひとりの状態に合わせた施術をしています。

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4:まとめ|季節と上手につきあうからだづくり

季節の変わり目は、自律神経やホルモンバランスが揺らぎやすい時期です。
無理をせず、体を冷やさない・深呼吸でリラックス・睡眠を整える、そんな基本のセルフケアが何より大切。
さらに、鍼灸で全身の巡りを整えることで、心身のバランスを保ちやすくなります。
季節とうまく付き合いながら、自分のペースで体をいたわる習慣を続けていきましょう。

Q1. 更年期の不調は季節によって変わりますか?

A1. はい。特に気温差や気圧の変化が大きい季節は、自律神経の働きが乱れやすく症状が出やすくなります。
 

Q2. 鍼灸で更年期のイライラや不眠も整えられますか?

A2. 鍼灸は副交感神経を高め、リラックス作用を促すため、イライラや不眠の改善も期待できます。

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