「朝、目が覚めた瞬間から体が重い…」 「しっかり寝たはずなのに、すっきり起きられない」
6月に入り、雨の日が増えてくると、こんな風に「疲れが戻らない」と感じる日が増えていませんか?
「気が緩んでいるのかな」「がんばらなきゃ」と、ついつい自分を責めてしまう方もいるかもしれません。でも、朝からだるいのは、あなたが怠けているからではないのです。
梅雨の時期は、目に見えない気圧の変化や湿気によって、私たちの体は自律神経をフル稼働させて、一生懸命環境に合わせようとしています。つまり、普通に過ごしているだけでも、体の中はとてもエネルギーを使っている状態。車でいうなら、ずっとブレーキとアクセルを同時に踏み続けているようなものです。
この記事では、そんな梅雨時期の「戻らない疲れ」の理由を紐解きながら、がんばる体を優しくいたわるヒントをお伝えします。
朝からだるい、寝ても疲れが抜けない…そんな梅雨の不調はありませんか?
鏡を見て「なんだかスッキリしない」と感じる毎日
朝、目が覚めて布団から起き上がるとき、
なんとなく体が重たい。
しっかり寝たはずなのに、すっきり起きられない。
そんな風に、一日が始まる瞬間から疲れが抜けないと感じる日が増えていませんか?
「しっかり睡眠時間はとったはずなのに」「昨日そんなに激しい動きはしていないのに」、なぜか朝からエネルギーが空っぽのような感覚。大好きなコーヒーを飲んでも、いつものようにシャキッとスイッチが入らないと、なんだか悲しい気持ちになってしまいますよね。
お天気のせい?それとも気持ちの問題?
外を見ると、どんよりとした曇り空や、しとしと降る雨。 「この重だるさは、お天気のせいなのかな」と思う反面、周りの人が元気に活動しているのを見ると、「私の気が緩んでいるだけかもしれない」「もっとシャキッとしなきゃ」と、ついつい気持ちの問題にしたくなってしまうこともあります。
でも、安心してください。その朝からだるい感覚や、寝ても疲れが抜けない状態は、決してあなたの気持ちが弱いからでも、怠けているからでもありません。
梅雨の時期に「戻らない疲れ」が溜まってしまう理由

体はいつも以上に環境の変化に合わせようとしています
「なんだか最近、体が水を含んだスポンジみたいに重たいな」 「頭に薄い膜がかかったように、すっきりしないな」 そんな風に、自分の体が変わってしまったような独特な重さを感じることはありませんか?
実は、この梅雨の時期、私たちの体は目に見えない気圧の変化や、まとわりつくような湿気の中で、必死にバランスを保とうとがんばっています。
梅雨の時期は、なんとなく体が重い、むくみやすい、頭がすっきりしないと感じる方が増えます。
東洋医学では、このような状態を「湿気」の影響として捉える考え方があります。つまり、あなたが普通にデスクワークをしたり、家事をしたりしている裏側で、体はいつも以上のエネルギーを使って、一生懸命に外の環境に合わせようとしてくれているのです。がんばりやさんな人ほど、気づかないうちにそのエネルギーを使い果たし、疲れが抜けない状態になりやすいのです。
今の体の状態は、心にも影響します
「体が重いと、なんだか心までトゲトゲしてしまう」
「いつもなら気にならない小さなことに、イライラしたり落ち込んだりしてしまう」
そんな風に感じることがあっても、自分を責めないであげてくださいね。私たちの心と体は、目に見えないところでしっかりと手をつないでいます。
体が環境の変化に対応するためにフル稼働して、クタクタに疲れているときは、心だって元気に前を向く余裕がなくて当然です。「心がネガティブになっている」のではなく、「体がそれだけがんばってサインを出してくれているんだな」と、その重だるさを優しく受け止めてあげることから始めてみませんか。
なんとなく調子が戻りきらないと感じるときは、こちらの記事も参考にしてみてください。
👉🔗『なんとなく調子が戻りきらない…それ、整えどきかも』
無理に動かそうとせず、今の状態に合わせて体を「整える」
スイッチをオフにする時間を、ほんの少しだけ作る
朝からだるいときや不調が続くとき、私たちは「なんとかして元に戻さなきゃ」と焦ってしまいがちです。栄養ドリンクを飲んで無理に奮い立たせたり、無理に汗をかこうと激しい運動をしたり……。
でも、今必要なのは、アクセルをさらに踏み込むことではなく、がんばり続けている体のスイッチを、そっとオフにしてあげる時間です。
お風呂に浸かってじわっと力を抜く、お布団に入ったらスマホを遠くに置いて目と頭を休める。そんな風に、ただ「息を深く吐き出す」ような時間をほんの数分でも作ることが、張り詰めた体を緩めるきっかけになります。

がんばる運動より、心地よい動きを
「休む」というのは、ただじっと横になることだけではありません。 体が重くてガチガチになっているときは、呼吸に合わせて優しく体を動かしてあげることも、立派な「整え方」です。
息を吸いながら両手を上にあげて、はぁーっと吐きながら下ろしてみる。お気に入りの音楽を聴きながら、その場でゆっくり足踏みをしてみる。ベランダに出て、ほんの少しだけ外の空気を吸ってみる。
「健康のためにがんばる運動」ではなく、自分の体が「あ、今ちょっと気持ちいいな」と感じるくらいの優しい動きが、滞っていた体のめぐりを自然と引き戻してくれます。
あなたのペースで、少しずつ軽やかな体へ
朝からだるい日が続くと、寝ても疲れが抜けず、「早くなんとかしなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
でも、今のあなたの体は、決してサボっているわけではありません。外のジメジメした空気や気圧の変化の中で、あなたを守るために、一生懸命バランスを取ろうとしている途中なのです。
そんなときは、無理に自分を変えようと焦らなくて大丈夫。
朝からだるいときでも、「今日も一生懸命がんばってくれて、ありがとう」と、まずはその重だるい体に、少し優しい言葉をかけてあげてください。
体を整えるということは、無理に強い自分になることではなく、今の自分の状態に気づき、労ってあげることから始まります。まわりのペースに合わせる必要はありません。あなたのペースで、少しずつ、心地よい軽さを取り戻していきましょう。
Q:梅雨の時期に朝からだるいと感じるのは、自律神経が関係していますか?
A: はい、深く関係しています。梅雨時期は気温や気圧の変化が激しいため、体温や血流を調節する自律神経がいつも以上にフル稼働しています。そのため、寝ている間も体が休まりきらず、朝から疲れが抜けないと感じることが多くなります。
Q:寝ても疲れが抜けないとき、すぐにできる対処法はありますか?
A: 無理に運動などで汗をかこうとするよりも、まずは「力を抜く時間」を作ってみてください。お風呂にゆっくり浸かって深呼吸をする、夜はスマホを置いて目と頭を休めるなど、体がリラックスできる環境を整えることがおすすめです。
Q:だるいときは無理にでも体を動かした方がスッキリしますか?
A: 体が重く、朝からだるいときは、まずはその声を尊重して無理をしないことが大切です。無理に動かすと、かえって疲労が長引くことがあります。「無理に変えるのではなく、今ある状態を優しく整える」という意識で、ストレッチ程度の軽い動きから始めてみてください。
