朝からなんとなくぼーっとして、体が重い…。
「やらなきゃいけない」と頭では分かっていても、気力がわいてこない——そんな日はありませんか?
東洋医学では、このような状態を「気虚(ききょ)」と呼びます。
エネルギー=“気”が不足していることで、身体も心も動きが鈍くなるのです。
🔵 気虚ってなに?東洋医学の視点
「気」は東洋医学でいう生命エネルギー。
体を動かし、守り、温め、整えるあらゆる働きに関わっています。
しかし、暑さや冷え、睡眠不足、偏った食事などが続くと、気はどんどん消耗してしまいます。
とくに夏の疲れがたまりやすい今の時期は、「気虚」になりやすいタイミング。
朝から疲れている、気分が乗らない、という方は要注意です。
🟢 気虚におすすめのセルフケア
気を補うには、まずは 「養う食事」 と 「巡らせる刺激」 を。
🍚 おすすめの食べ物
・白米(とくに玄米や雑穀入り)
・さつまいも、かぼちゃ、豆類
・鶏肉、うなぎ、山芋などの滋養強壮食材
🔥 おすすめのツボ&お灸
・中脘(ちゅうかん):おへそとみぞおちの真ん中。胃腸の元気をサポート
・足三里(あしさんり):ひざのお皿の外側から指4本下。疲れに効く万能ツボ
お灸が苦手な方は、ツボ押しでもOKです♪
気持ちいいと感じる程度の刺激で、じんわり温めてみましょう。
🟣 自律神経も整えて“やる気”を取り戻そう
気虚が続くと、自律神経も乱れがちに…。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、余計にやる気が出なくなってしまいます。
🌿呼吸を深くする/朝日を浴びる/少し体を動かす など、日常の小さな工夫で、気の巡りをサポートしてあげましょう。
がんばりすぎない、自分をいたわる一日を
「やる気が出ない」ときは、無理にがんばらなくても大丈夫。
それは体からの“お休みサイン”かもしれません。
気を補って、自律神経を整えて、自分をいたわる一日を過ごしてみてくださいね🍀