昨日は、梅雨時期の「湿邪(しつじゃ)」が体に与える影響と、
“純粋な水”を飲むことの大切さについてお話ししました。
今回はその続きとして、湿邪による不調(だるさ・頭痛・気分の重さ)におすすめのケア方法をご紹介します。
👂耳は“からだの縮図”〜やさしい刺激で整える
東洋医学では、耳は全身の状態を映し出す「小さな全身」とも言われています。
実際、耳には経絡(気の流れる通路)やツボが集まっており、軽い刺激だけでも血流や自律神経のバランスが整いやすくなると考えられています。
📌おすすめの耳セルフケア
- 耳を軽くつまんで上下に引っ張る
- 外側にゆっくり円を描くように回す
- 耳たぶをやさしく揉む
毎日1〜2分でOK。
テレビを見ながら、寝る前のリラックスタイムなどに取り入れてみてくださいね。
🌬気が巡らないときに…頭痛や重だるさに効くツボ
湿邪や気の停滞は、「気が頭にこもる」ことで頭痛・イライラ・ぼんやり感につながることも。
以下のツボを、ゆっくり3〜5秒押す→離す、を数回繰り返してみましょう。
💡おすすめのツボ
- 百会(ひゃくえ):頭のてっぺん。気の滞りを抜き、全身の巡りを整える
- 風池(ふうち):うなじのくぼみ。首こり・頭痛に◎
- 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間のくぼみ。気のめぐり・イライラ・婦人科トラブルにも



🍊気の巡りをサポートする食べ物
東洋医学では「食材にも“気を巡らせる力”がある」とされます。
湿気が多い時期は、こんな食べ物が気を助けてくれます👇
- 柑橘類(ゆず・グレープフルーツ・みかん)
- 青じそ・三つ葉・春菊など香りのある野菜
- 豆類(あずき・黒豆)やハトムギ
- 生姜やネギ(軽く火を通して)
「香り」や「温かみ」のあるものを、からだにやさしく取り入れていきましょう🌿
🌿からだの声に耳を澄ます、そんな季節のケア
体が重いとき、気分まで沈みがちになります。
そんなときこそ、自分の耳やツボ、食事をとおして「いま何が足りていないか」にそっと気づいてあげることが大切です。
梅雨どきのゆらぎをやわらげる、小さなケアを日常に取り入れてみてくださいね☺
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