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【眠りが浅い】残暑の“心火”を鎮める

残暑が続くこの時期、熱帯夜や夏疲れで「眠りが浅い」「夜中に何度も目が覚める」という声をよく聞きます。 東洋医学では、こうした状態を“心火(しんか)”の上昇と捉えます。心火は心(しん)の働きが過剰になり、体内に熱がこもった状態を指し、不眠や動悸、落ち着かない気持ちなどを引き起こします。

心火が高まる原因

日中の強い日差しや残暑の蒸し暑さは、体内に熱をため込みます。さらに夏の疲れや精神的ストレスが加わると、心の働きが乱れ、心火が高まります。 特に熱帯夜が続くと、寝つきが悪くなったり、眠っても浅い眠りしか得られないことが増えます。

おすすめツボで心火を鎮める

  • 神門(しんもん):手首の小指側の横ジワ上。心を落ち着け、不安や緊張を和らげます。
  • 内関(ないかん):手首から指3本分下、2本の腱の間。自律神経を整え、安眠をサポートします。

ツボ押しは、寝る前に3〜5回ゆっくり押すのがおすすめです。お灸を使う場合は熱さを感じすぎないよう注意しましょう。

夜のリラックス習慣でさらに効果的に

ツボケアと合わせて、夜の過ごし方を工夫することも大切です。 照明を少し暗くする、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、カフェインを夕方以降は控えるなど、心と体をクールダウンする習慣を取り入れましょう。 特に就寝前のスマホやPCのブルーライトは、交感神経を刺激しやすいので要注意です。

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残暑を快眠で乗り切る

“心火”を鎮めるケアは、心を落ち着けるだけでなく、体全体の回復力も高めます。 残暑の疲れがピークを迎える前に、ツボと生活習慣を見直し、深い眠りで心身をリセットしましょう。

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