最近、食欲がわかない・なんだか身体がだるい……そんな夏バテ症状、出ていませんか?
東洋医学では、これらの不調は「脾(ひ)」の弱り=“脾虚(ひきょ)”によるものと考えます。
胃腸の働きと深く関係している「脾」を整えることが、夏バテ対策の第一歩。
今日は、夏のだるさと「脾」の関係、そしてセルフケアに役立つツボや食養生についてお伝えします。
夏バテ=「脾虚」のサインかも?
「脾」は、消化吸収をつかさどる臓腑で、私たちの“元気”の源をつくる大切な働きを担っています。
湿気や冷たいものの摂りすぎ、ストレスなどで「脾」の働きが落ちると、胃腸の不調やだるさが出やすくなります。
この状態を東洋医学では「脾虚(ひきょ)」と呼び、食欲不振・疲れやすさ・お腹が張る・下痢などのサインとして現れます。
整えるカギは“胃腸のケア”
脾虚を整えるためには、「胃腸をいたわる生活」がとても大切。
冷たいものばかり飲んだり、食事の時間が不規則だったりすると、「脾」の負担になってしまいます。
🔸温かい食事をとる
🔸消化の良いものを選ぶ
🔸冷たい飲み物を控える
などの食養生を意識するだけでも、体調がぐっと変わりますよ。
“脾”を助けるツボケア:中脘・足三里
ツボ刺激も、脾の働きを整えるセルフケアにおすすめです。
✅【中脘(ちゅうかん)】
みぞおちとおへその中間にあるツボで、胃腸の働きを整え、食欲不振やお腹の張りに◎

✅【足三里(あしさんり)】
膝のお皿の外側から指4本分下にあるツボ。全身の疲れをとり、消化機能も高めてくれます。

指でゆっくり押したり、お灸で温めたりするのも効果的です🌿
夏は知らず知らずのうちに「脾」に負担がかかる季節。
だるさや食欲不振を感じたら、“脾虚”のサインかもしれません。
食事とツボのケアで、内側から元気を整えていきましょう😊