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【夜の冷え】エアコン冷えは“腎”を守る温活で

夜、寝ている間に「足元が冷えて目が覚める」「夜中にトイレに起きてしまう」…そんな経験はありませんか? この時期、冷房による“夜の冷え”が体にじわじわと影響を及ぼしているかもしれません。 特に東洋医学では、「腎」の働きが弱ると、冷えや夜間頻尿、むくみなどの不調が現れやすいとされています。

冷房による“夜の冷え”が腎を弱らせる?

腎は「生命力の源」とも呼ばれ、体の深部を温めたり、排尿機能やホルモンバランスを支えたりしています。
夏でも夜間の冷房で体が冷やされ続けると、腎のエネルギー=腎気(じんき)が消耗し、

  • 夜中に目が覚める
  • むくみがとれない
  • 朝、疲れが残る
といった不調を引き起こしやすくなるのです。

💡関連記事:【夜中の目覚め】“腎”の弱りに注意

対策① 仙骨を温める「温活」で深部からケア

腎は腰の奥、骨盤まわりにある臓腑。 そのため、「仙骨(せんこつ)」という骨盤中央の部分を温めると、腎を効率よくケアできます。 湯たんぽや温熱パッドをあてて、10〜15分じんわり温めるだけでもOK。 夜寝る前の習慣に取り入れると、深い睡眠にもつながります。

対策② 足裏の“湧泉(ゆうせん)”をマッサージ

足裏にあるツボ「湧泉(ゆうせん)」は、腎の元気を引き出す大切なツボ。 寝る前に手の親指で5〜10秒ずつ、少し痛気持ちいいくらいの力で押すと、 足の冷えや夜間頻尿の予防にもなります。 湧泉は足裏の土踏まずよりやや上、指を曲げたときにくぼむ場所にあります。

対策③ 温かい飲み物や食べ物で“内側から温活”

冷たい飲み物や生野菜ばかりだと、体の芯が冷えてしまいます。 夜はなるべく温かいお茶(ほうじ茶、黒豆茶、生姜湯など)や、
腎を補う食材(山芋、黒ごま、なつめなど)を積極的に摂ることで、内臓からの冷え対策にもなります。 夕食後に「温かいものを少し」…それだけで体はグッと安心して眠れるようになりますよ。

💡関連記事:【夏バテには“脾”のケアを】だるさと食欲不振に

腎を守って、ぐっすり眠れる夜に

夜の冷えは、夏バテや体調不良の引き金にもなります。 「腎」は冷えにとても敏感な臓腑だからこそ、日々の温活が大切です。 今日から、できることから少しずつ取り入れてみてくださいね🌿

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