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【夜の冷え】エアコン冷えは“腎”を守る温活で

夏の夜、エアコンの冷えで「体がだるい」「眠りが浅い」と感じていませんか?
東洋医学では、この“冷え”は腎の働きに深く関わると考えられています。腎を守る温活やセルフケアを取り入れることで、冷えに負けない体づくりができます。
この記事では、千葉市若葉区のまき鍼灸院が、腎を温める養生法と鍼灸ケアの視点から対策をお伝えします。

夜の冷えで腎が弱る?冷房の影響と自律神経の乱れ

腎は「生命力の源」とも呼ばれ、体の深部を温めたり、排尿機能やホルモンバランスを支えたりしています。
夏でも夜間の冷房で体が冷やされ続けると、腎のエネルギー=腎気(じんき)が消耗し、 血流の巡りが滞ったり、代謝が落ちて疲れやすくなったりします。
さらに、腰痛・むくみ・夜間頻尿・倦怠感などの不調としてあらわれることもあります。

「なんとなく体がだるい」「寝ても疲れが取れない」と感じるときは、夜の冷えによって腎が弱っているサインかもしれません。

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夜の冷え対策① 仙骨を温めて深部から温活ケア

腎は腰の奥、骨盤まわりにある臓腑。 そのため、「仙骨(せんこつ)」という骨盤中央の部分を温めると、腎を効率よくケアできます。 湯たんぽや温熱パッドをあてて、10〜15分じんわり温めるだけでもOK。 夜寝る前の習慣に取り入れると、深い睡眠にもつながります。

夜の冷え対策② 足裏“湧泉”マッサージで血流アップ

足裏にあるツボ「湧泉(ゆうせん)」は、腎の元気を引き出す大切なツボ。 寝る前に手の親指で5〜10秒ずつ、少し痛気持ちいいくらいの力で押すと、 足の冷えや夜間頻尿の予防にもなります。 湧泉は足裏の土踏まずよりやや上、指を曲げたときにくぼむ場所にあります。

湧泉 ツボの位置のイラスト

夜の冷え対策③ 温かい飲み物・食べ物で内側から温活

冷たい飲み物や生野菜ばかりだと、体の芯が冷えてしまいます。 夜はなるべく温かいお茶(ほうじ茶、黒豆茶、生姜湯など)や、
腎を補う食材(山芋、黒ごま、なつめなど)を積極的に摂ることで、内臓からの冷え対策にもなります。 夕食後に「温かいものを少し」…それだけで体はグッと安心して眠れるようになりますよ。

温かいお茶の写真

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夜の冷えから腎を守って、ぐっすり眠れる夜へ

夜の冷えは、夏バテや体調不良の引き金にもなります。 「腎」は冷えにとても敏感な臓腑だからこそ、日々の温活が大切です。 今日から、できることから少しずつ取り入れてみてくださいね🌿

🌿夜の冷えによる不調でお悩みの方へ
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Q. 夜の冷えで眠れないとき、簡単にできるケアはありますか?

A. お腹や腰を腹巻きやカイロで温めるだけでも、腎のエネルギーを守りやすくなります。寝る前に足首を回したり、白湯を飲むのも効果的です。

Q. 冷房を切ると暑くて眠れないのですが、どうしたらいいですか?

A. 冷房を弱めて風向きを変えたり、扇風機で空気を循環させましょう。直接体に風を当てず、首・お腹・足を冷やさない工夫が大切です。

Q. 鍼灸で「夜の冷え」は改善できますか?

A. はい。自律神経と深く関わるツボ(例:関元・湧泉など)を整えることで、体の巡りを良くし、夜の冷えによる不調や不眠の改善が期待できます。

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