「朝、目が覚めても体が重くて起き上がれない…」「しっかり寝たはずなのに、日中もずっと眠い」
春になると、そんな“なんとなく不調”を感じる方が増えます。実は「春 眠い だるい」という悩みには、この季節特有のメカニズムが関係しています。今回は、春のだるさの正体と、睡眠の質を整えるポイントをお伝えします。

なぜ春は「眠い・だるい」と感じやすいのか?(東洋医学の視点)

激しい寒暖差による自律神経の消耗
春は三寒四温と言われるように、1日の中での気温差が激しい季節です。体温調節を担う自律神経がフル稼働し続けるため、エネルギーを使い果たし、疲労(だるさ)として現れます。
冬の「溜め込む体」から春の「動く体」への切り替え
冬の「溜め込む体」から春の「動く体」へと切り替わる際、代謝が追いつかないと、朝のスッキリ感が損なわれてしまいます。
春は睡眠トラブルが起きやすい季節です。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
🔗春になると眠れないのはなぜ?自律神経と“ゆらぎ”の関係
夜中に目が覚める方は、こちらの記事も参考にしてください。
🔗夜中に目が覚める…春の中途覚醒は自律神経のサイン?
睡眠を整えて「朝だるい」を軽くする3つの習慣
1. 朝の光で体内時計をリセット
起床直後に朝日を浴びることで、睡眠ホルモンが抑制されます。また、軽いストレッチなどで体を動かすと交感神経が刺激され、だるさが軽減します。
2. 夕食の時間と内容を見直す
寝る直前の食事は内臓を疲れさせ、睡眠の質を下げます。寝る3時間前には食事を済ませるのが理想です。
3. 「春の養生」を取り入れた入浴法
38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、副交感神経を優位にしましょう。
東洋医学で整える春のだるさ|おすすめのツボ
1. 万能のスイッチ「百会(ひゃくえ)」
- 場所:頭の真てっぺん。左右の耳の最高部を結んだ線と、顔の正中線が交わる場所です。
- 効果:自律神経を整える代表的なツボです。頭がボーッとする時や、朝のエンジンがかからない時に、指の腹でゆっくり垂直に押すと、脳の疲れがスッキリと癒えていきます。

2. 胃腸から元気を出す「足三里(あしさんり)」
- 場所:ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみから指4本分下がったところ。
- 効果:松尾芭蕉も旅の途中に灸を据えたと言われる「健脚のツボ」です。胃腸の働きを活発にして「気(エネルギー)」を作る力を高めるため、春特有の重だるい全身疲労に非常によく効きます。

3. 気の流れをスムーズにする「太衝(たいしょう)」
- 場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。
- 効果:ストレスや寒暖差でイライラしたり、気が滞ったりしている時に役立ちます。「肝」の経絡に属しており、ここを刺激することで血行を促進し、春の“ゆらぎ”による不調を緩和してくれます。

セルフケアだけで改善しにくい場合は、体の内側から整える方法もあります。
🔗春のゆらぎを整える鍼灸の考え方(3/27公開予定)
朝のだるさや眠気が長く続く場合は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。
鍼灸では体のバランスを整え、睡眠の質をサポートすることができます。
まとめ
春の眠気やだるさは、体が季節の変化に一生懸命適応しようとしているサインです。
無理に頑張るより、まずは体を整えること。
生活習慣やセルフケアを少し見直すだけでも、朝の目覚めは変わってきます。
寝つきを整える方法はこちらの記事でも紹介しています。
🔗寝つきをよくする夜の整え方3選(春バージョン)(3/17公開予定)
Q:春に眠気が強いのは、病気でしょうか?
A:多くの場合、自律神経の乱れによるものですが、日常生活に支障が出るほど強い眠気や、気分がひどく落ち込む場合は、一度専門機関への相談をおすすめします。
Q:朝だるいとき、コーヒーを飲んでもいいですか?
A:目を覚ますために一杯飲むのは効果的ですが、空腹時に飲みすぎると胃腸に負担がかかり、逆効果になることもあります。まずは白湯などで内臓を温めてからにしましょう。
