最近、なぜかやたらとイライラする…小さなことにも腹が立つ…そんなことはありませんか?
東洋医学では、感情と臓腑の働きには深い関係があります。特に「怒り」の感情は肝(かん)と結びつきやすく、肝の働きが乱れると情緒のコントロールが難しくなるとされています。
肝の疏泄(そせつ)機能とは、気や血の巡りをスムーズに保つ働きのこと。この働きがうまくいかないと、ストレスがたまりやすくなり、感情の起伏が激しくなったり、イライラ・焦燥感が増してしまいます。
さらに、肝は「目」とも関係が深く、乱れると目の疲れやかすみ目、頭痛なども出やすくなります。
肝を整えるセルフケア
- ツボ刺激
– 太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の骨の間にあるツボ。気の巡りを整え、イライラを鎮めます。
– 肝兪(かんゆ):背中の第9胸椎の高さ、左右の指2本分外側にあるツボ。肝の働きを高めます。


- 食養生
– 青菜やセロリなどの緑色野菜で気の巡りをサポート
– 梅干しや柑橘類など酸味のある食材でストレス緩和
ツボは指の腹でやさしく3〜5回押すか、小さなお灸を使うのもおすすめです。
ストレスの多い日々でも、肝のバランスを保つことで気持ちが落ち着き、表情や行動も柔らかくなっていきます。自分の心と体をいたわる時間を大切にしてみましょう🌿
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