残暑の夜は、再び寝苦しさが戻ってくることがあります。東洋医学では、暑さや疲れで“心火”が高まると、不眠や夢が多いなどの症状が出やすくなります。
心火とは?
心火は心の熱の高まりを指し、イライラ・不眠・動悸などにつながります。夜の寝苦しさ、浅い眠りの背景にあることも。
君火(心の火)が弱くなると、生命活動を温め支える力が低下し、冷えやすさ・疲れやすさが目立ちます。残暑では「上は熱(心火の高ぶり)・内は冷え(君火の弱り)」というアンバランスが起こりやすく、睡眠の質を下げる一因になります。
寝る前に身体が冷えやすい方は、冷え対策も同時に:【夜の冷え】エアコン冷えは“腎”を守る温活で
ツボで心を鎮める
神門(手首の小指側)と内関(手首から指3本分の位置)は、心火を鎮める代表ツボ。寝る前にゆっくり押す・温めるを習慣に。
夜の習慣「心火ケア」で快眠へ
就寝1時間前から画面を減らし、深い呼吸やぬるめの入浴、白湯でクールダウン。日中の息切れ・朝のだるさがある人は呼吸の土台作りも:【朝スッキリ起きられない】“肺”を元気にする呼吸法
まとめ
残暑の寝苦しさには“心火”ケアが有効。ツボと夜の過ごし方で、深い眠りを取り戻しましょう。