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【冬の前に“内臓冷え”ケア。お腹を温めて自律神経を整える】

1:内臓冷えとは

お腹を温める女性のイメージ写真
  • 手足は温かいのに「お腹だけ冷たい」状態が内臓冷え
  • 血流が内臓に回らず、消化器の働きが低下
  • 更年期・ストレス・食生活の乱れがきっかけ
  • 放置すると疲れ・だるさ・胃腸トラブルが起こりやすい
  • 自律神経との関連が深く、メンタルにも影響する

「手足は普通なのに、お腹だけひんやりする…」
そんな方は、“内臓冷え” の状態かもしれません。

内臓冷えとは、お腹まわり(胃腸・子宮・腸など)が冷えてしまい、本来の働きが低下している状態 のこと。
温度としては“ほんの少しの冷え”でも、身体はとても敏感です。

とくに

  • 更年期でホルモンバランスが揺らぎやすい
  • ストレスが多い
  • 冷たい飲食が多い
  • 体を締め付ける服装が多い
    という方は、血流が内臓に届きにくくなり、冷えが慢性化しやすくなります。

内臓が冷えると、
✔ 消化がうまくいかない
✔ ガスがたまる
✔ 疲れやすい
✔ だるさが抜けない
といった症状が出やすくなり、自律神経の乱れにも直結します。

まずは“お腹が冷えるってどういうこと?”を理解することが、整える第一歩になります。

1:手足は温かいのにお腹が冷たい理由

  • 末端が温かくても“内臓だけ冷えている”ケースはよくある
  • 血流が身体の中心(内臓)よりも、皮膚表面に逃げてしまう
  • 交感神経が優位 → 体が緊張し、内臓の血管が収縮
  • 冷たい飲食やストレスで胃腸の動きが低下
  • 更年期はホルモン変動により体温調整が不安定になる

「手足はあたたかいのに、お腹だけ冷たい…」
実はこれ、よくあるパターンです。

これは、血流が身体の中心(内臓)よりも、皮膚の表面に多く回っている状態
体はストレスや寒さを感じると“防御モード”に入り、交感神経が優位になります。すると…

  • 皮膚の血管 → 開きやすい
  • 内臓の血管 → ぎゅっと収縮

この結果、内臓の血流が不足し、お腹だけが冷えてしまうことに。

さらに更年期はホルモンの変化で体温調節が不安定になりやすく、胃腸の働きも影響を受けやすいため、内臓冷えを招きやすくなります。

冷たい飲み物・アイス・生野菜の摂りすぎなどの生活習慣も、内臓を冷やす原因に。

2:冷えが慢性化すると起こる不調

  • 胃腸の働きが弱まり「消化不良・便秘・下痢」が起こりやすくなる
  • 血流不足でだるさ・疲れが取れない
  • 免疫力が下がり風邪をひきやすい
  • 更年期の不調が悪化(ホットフラッシュ・気分の浮き沈みetc.)
  • お腹が冷えることで“心の不安定さ”にもつながる

内臓の冷えが続くと、からだは少しずつ「不調のサイン」を出し始めます。

まず影響を受けるのは 胃腸
冷えて動きが弱くなることで、

  • 食後の重だるさ
  • ガスがたまる
  • 便秘や下痢の繰り返し

などが起こりやすくなります。

また、内臓の働きが落ちると全身の血流も悪くなり、
「疲れが抜けない」「だるさ」「やる気が出ない」 といった症状に。

さらに、内臓の冷えは自律神経にも影響を与えやすく、
✔気持ちの落ち込み
✔不安感
✔イライラ
といった“心の揺れ”にもつながることがあります。

とくに更年期の時期は、ホルモン変化で自律神経が乱れやすいため、
内臓冷えを放置すると不調が長引きやすい のが特徴です。

冷えは「ただのお腹の冷たさ」ではなく、からだ全体のサイン。
早めにケアしてあげることが大切です。

内臓冷えについて詳しく知りたい方はこちら
👉冷えと自律神経の関係

2:消化器と自律神経の関係

  • 消化器は「自律神経」で動いている臓器
  • 副交感神経が優位=消化が進む
  • 交感神経が優位=消化がストップしやすい
  • ストレス・緊張・焦り → 交感神経が優位になり胃腸が動かない
  • 内臓冷えは自律神経の乱れを助長する悪循環を生む

お腹(胃腸)の働きは、私たちの意志ではコントロールできません。
それは 消化器が“自律神経”で動いている臓器だから です。

自律神経は

  • 副交感神経(リラックスの神経:胃腸が動く)
  • 交感神経(戦うモードの神経:胃腸が止まる)
    で構成されています。

ふだん胃腸がしっかり働くのは、副交感神経が優位なとき
逆に、仕事・家事・緊張・不安などが重なると交感神経が優位になり、

✔「お腹が張る」
✔「食欲がわかない」
✔「下しやすい」

などの不調が出てきます。

さらに――
内臓が冷えていると胃腸の動きがさらに低下し、自律神経も乱れやすくなる という悪循環に。

だからこそ、
「お腹を温める」=「自律神経を助ける」
というつながりがとても大きくなるのです。

 季節変化で体調が揺らぎやすい方に
👉 季節の変わり目の自律神経ケア

1:副交感神経が働くと消化が進む

  • 副交感神経は“休む・回復する”ための神経
  • 副交感神経が優位になると胃腸の動きが活発になる
  • 食後に眠くなるのは副交感神経が働いている証拠
  • 温かい飲み物・ゆっくり食べることは副交感神経を助ける
  • 深呼吸・ゆっくりした動作・リラックス時間が消化の味方

副交感神経は、からだを「休める」「整える」方向へ導く神経です。
リラックスしたときに優位になるため、胃腸がもっともよく働くのもこのタイミング

食後に眠くなるのは、まさに副交感神経が働いているサイン。
食べたものを消化・吸収するために、体がしっかり“休息モード”へ切り替わっている証拠です。

だからこそ、

  • 温かい飲み物を飲む
  • ゆっくり噛んで食べる
  • 深呼吸をする
  • スマホを見ながら食べない

といった、小さな行動が副交感神経を助けてくれます。

副交感神経が整うと、消化が進み、血流も改善し、内臓冷えもしだいに回復しやすくなります。

2:ストレスで“お腹が張る・下す”理由

  • ストレスがかかると交感神経が優位になる
  • 胃腸の動きが止まりやすく「張る」「痛い」「重い」など起こる
  • “心”のストレスは“お腹”に表れやすい(脳腸相関)
  • 緊張が続くと腸が敏感になり、下痢・便秘のどちらも出やすい
  • お腹が冷えていると自律神経の乱れがさらに強く出る

ストレスがかかると、私たちの体は瞬時に「交感神経」が優位になります。
これは本来、危険から身を守るための大切な反応ですが…

胃腸にとっては “ストップの合図”

そのため、

  • お腹が張る
  • 食べると重たい
  • すぐ下す
  • 胃がキリキリする

といった症状が起こりやすくなります。

さらに近年よく聞く “脳腸相関” という言葉の通り、
心のストレスはお腹に強く影響します。

緊張が続くと腸が敏感になり、
✔下痢しやすくなる人
✔逆に動きが悪くなり便秘になる人
どちらのタイプもいます。

そして、内臓が冷えていると胃腸の働きはさらに低下し、
「ストレス → お腹の不調 → 不安 → またストレス」
という悪循環に入りやすくなります。

だからこそ、
お腹を温めること・リラックスすることは、心と体の両方にとって大きなケアになるのです。

3:お腹を温める日常ケア

白湯を飲んで内臓を温めるセルフケア
  • 日中と夜で温度差が大きい時期は“お腹”を守るのが最優先
  • 腹巻は想像以上に効果が高い(特に下腹部を温める)
  • 白湯や温かい飲み物で内側から温める
  • 温野菜・根菜類は胃腸の働きを助け、血流を改善
  • 入浴・カイロ・重ね着など外側の温めも組み合わせると◎

自分でできるケアも取り入れたい方はこちら
👉 自律神経が乱れた時のセルフケア

内臓冷えのケアは、「特別なこと」よりも “毎日の小さな温め習慣” がポイントです。

たとえば…

● 腹巻で下腹部をあたためる
下腹部(おへそ〜骨盤)は血管が多く集まり、温めると全身がゆるみやすくなります。
薄手の腹巻でも十分効果があります。

● 白湯や温かい飲み物をこまめに
冷たい飲み物は内臓に直接“冷え”を届けてしまいます。
白湯・生姜湯・温かいお茶などは、内側から優しく温めてくれる味方。

● 温野菜・根菜の料理を日常に
かぼちゃ・にんじん・れんこん・大根などの根菜は、胃腸を支え、血流を良くする働きも。
味噌汁に入れるだけでも十分です。

● 夜は湯船に浸かって副交感神経をONに
シャワーだけでは内臓が温まりにくいため、できれば湯船に。
肩まで浸かれなくても、半身浴や足湯だけでもOK。

冷えは「気づいたときに温める」のではなく、
普段から“冷やさない選択”を積み重ねるのがいちばんの近道 です。

1:腹巻・白湯・温野菜で内側から温める

  • 腹巻は内臓の“冷え予防”として最も簡単で効果的
  • 白湯は胃腸の負担が少なく、内側からじんわり温める
  • 根菜・温野菜は血流改善+胃腸の働きを助ける
  • 更年期の「冷え」「疲れ」「気持ちの揺れ」に相性◎
  • 毎日続けられる“小さな習慣”にしやすい

内臓冷えを整えるには、まず “内側から温める習慣” をつくることが大切です。


🧣 ① 薄手の腹巻で下腹部を守る

腹巻は「昔ながら」ですが、実はとても理にかなった温活アイテム。
下腹部には子宮・腸・膀胱など、大切な臓器が集まっており、
ここを温めることで全身の巡りも良くなります。

薄手でも効果は十分。外から見えにくいので一年中使えます。


② 白湯を一杯。胃腸にやさしい内側の温め

白湯は、冷えた内臓に“じわ〜っと優しい火”を灯すような存在。
・朝起きて一杯
・食事中のお茶を白湯に
・夜のリラックスタイムに
など、自然に取り入れやすいのが魅力です。

冷たい飲み物が習慣になっている方ほど、白湯の効果を感じやすいですよ。


🥕 ③ 温野菜・根菜で“消化力”を守る

内臓が冷えると、消化の力(東洋医学では「脾の力」)が弱りやすくなります。

かぼちゃ・にんじん・れんこん・大根などの根菜は
✔ 血の巡りを助ける
✔ 胃腸の働きを支える
✔ 温め効果がある

ので、内臓冷えのケアにはとても相性が良い食材です。

“凝った料理”にしなくても、味噌汁に入れるだけでOK。
毎日少しずつ続けるほど、体調が安定しやすくなります。

2:入浴や服装で冷えを防ぐコツ

  • 内臓冷えは「外側の冷え」からも影響を受ける
  • 湯船は“内臓”を温める最強のケア
  • 首・足首・お腹の“3つの首”は冷やさない
  • 朝晩の温度差が大きい日は重ね着が鉄則
  • 寝る前にお腹を温めると寝つきが良くなる

内臓冷えを改善するためには、食事や白湯だけでなく、
外側から温めるケア もとても大切です。


♨️ ① 湯船につかって“内臓まで”温める

シャワーでは肌の表面だけしか温まりませんが、
湯船につかると深部体温(内臓の温度)までしっかり上がります。

ぬるめのお湯に10〜15分浸かるだけでも、
✔ 副交感神経が働く
✔ よく眠れる
✔ 胃腸が動きやすくなる
など嬉しい効果が。


🧣 ② 首・足首・お腹の“3つの首”を守る

冷えが入ってきやすいのは「首」「足首」「お腹」。
ここを守るだけで内臓の冷えがかなり軽減できます。

スヌード・レッグウォーマー・腹巻の3つは、
“冬のはじまりセット”としておすすめ。


👚 ③ 朝晩の温度差にあわせて重ね着する

秋から冬への変わり目は、一日の寒暖差が大きくて身体がびっくりしがち。
薄手のカーディガンやストールを1枚持ち歩くだけでも、
お腹の冷えはかなり軽減されます。


🌙 ④ 寝る前にお腹を温めると、寝つきも良くなる

カイロや湯たんぽで下腹部をじんわり温めると、
副交感神経が働き「ふぅ〜」と身体がゆるみます。

とくに内臓冷えがある人は、
寝る前にお腹が温まっているかどうかが、睡眠の質を左右する ことも。

4:温灸で整える自律神経バランス
温灸(へそ/関元/中脘)

1:へそ(神闕-しんけつ)への温灸で内臓をあたためる

  • へそ周りは内臓の熱が集まりやすく温灸効果が高い
  • 自律神経、免疫、腸の働きをサポート
  • お腹の冷え・下痢・お腹の張りにも有効
  • 市販の台座灸でもOK、温かさをじんわり感じる程度で

へそ(神闕-しんけつ)は、東洋医学で
「生命の火(=元気)を支える大切なツボ」 と言われます。

ここに温灸をすると、身体の中心からじんわり温まり、
内臓がふわっとゆるむのが特徴です。

✔ お腹が冷える
✔ 下痢・軟便になりやすい
✔ 胃腸の働きが弱い

という方に、とても向いています。

市販のせんねん灸(台座灸)で十分なので、
“熱い!”と感じる前に取り外すくらいの優しい刺激でOKです。

2:関元(丹田)で“自律神経の土台”を整える

  • 関元は生命エネルギーの集まる場所=丹田
  • 冷え・疲労・気力低下に強いツボ
  • 副交感神経を高めリラックス効果
  • 温灸で深部体温を上げる

おへそから指3本分下にある 関元(かんげん) は、
“丹田(たんでん)”と呼ばれるエネルギーの中心。

ここが冷えていると、
・やる気が出ない
・疲れが抜けない
・気分が落ち込みやすい
といった不調が出やすくなります。

温灸で関元を温めると、
自律神経の中枢がふっと緩み、心が軽くなる ケースも多いです。

「なんか最近元気が出ない…」
そんな時にぜひ取り入れてほしいツボです。

3:中脘(胃のツボ)でお腹の張り・食欲不振をケア

  • 胃の働きを助ける代表ツボ
  • 食べられない・胃が重い・ストレス胃に
  • 秋冬の“内臓の冷え”にぴったり
  • 温灸で胃腸の動きをスムーズに

みぞおちとおへそのちょうど真ん中にある 中脘(ちゅうかん)
胃腸が冷えて弱っている時に、最も使われるツボです。

胃が重い
食欲がわかない
ストレスで胃がキュッとなる

そんな人は、ここが固く冷たくなっていることも多いです。

温灸でじんわり温めることで、
胃腸の血流が良くなり、内臓の働きがスムーズに。

秋冬の体調管理には欠かせないツボです。

5:まとめ|冬の前に、“内臓を温める”習慣を

静かな朝の窓辺
  • 内臓冷えは気づきにくいが自律神経の乱れに直結
  • お腹を温めることで「眠り・気持ち・胃腸」が整う
  • 腹巻・白湯・温野菜の“積み重ね”が効果的
  • 温灸(へそ/関元/中脘)はセルフケアとして優秀
  • 冬を快適に過ごすための“土台づくり”になる

「手足は温かいのに、お腹だけ冷えている」
こんな“内臓冷え”は、自律神経の乱れにつながりやすいのに、
自分では気づきにくいのが特徴です。

お腹を温めると、
● 深い呼吸がしやすくなる
● 胃腸が動き始める
● 気持ちが安定しやすくなる
など、体も心もふっと軽くなりやすくなります。

今日からできるケアは、どれも小さな一歩。
でも、その積み重ねが冬の不調の予防につながります。

✔ 腹巻でお腹を保温
✔ 白湯をゆっくり口に含む
✔ 温野菜・根菜スープを取り入れる
✔ へそ・関元・中脘の温灸

身体の中心が温まると、1日の巡りが整いやすくなります。

寒さが深くなる前に、
“内臓を温める習慣”を一緒に作っていきましょう🌿

Q1. 内臓冷えはどうやって見分ければいいですか?

A. 代表的なサインは「お腹が冷たい・下腹部の張り」「食後の眠気」「手足は温かいのにお腹が冷たい」「便秘や下痢を繰り返す」などです。
当院では、お腹の触診(腹診)や自律神経の状態を確認しながら、内臓冷えの程度を丁寧にチェックします。

Q2. 白湯や腹巻だけでも内臓冷えは良くなりますか?

A. 日常的な温活(白湯・腹巻・温野菜)はとても効果的ですが、すでに内臓が冷え切っている場合は“回復まで時間がかかる”こともあります。
鍼灸や温灸で深部の血流を高めると、セルフケアの効果も続きやすくなります。

Q3. 温灸は毎日しても大丈夫ですか?

A. はい、毎日でも基本的には問題ありません。
特に へそ(神闕)・関元・中脘 は内臓の働きを助けるツボで、負担も少なく、冷えが気になる時期にはおすすめです。
ただし、熱感に弱い方や皮膚の弱い方は、使用頻度を調整してください。

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