その「眠れない」、更年期のサインかもしれません
「布団に入ってもなかなか寝つけない」 「夜中に何度も目が覚めて、その後眠れない」 「しっかり寝たつもりなのに、朝から体が重だるい」
実は更年期世代では「眠れない」よりも「眠りが浅い」状態が多いとも言われています。
→ 詳しくはこちらの記事で解説しています。
40代後半から50代にかけて、こうした睡眠トラブルを抱える女性が急増します。「ただの疲れかな?」と思いがちですが、実はこれ、更年期による体内の変化が深く関係しているのです。
「自分だけじゃないんだ」とまずは安心してください。なぜ眠れなくなるのか、そのメカニズムと解決策を一緒に見ていきましょう。

更年期でなぜ睡眠トラブルが起きるのか?
更年期に眠れなくなる理由は、単なる加齢だけではありません。主に以下の4つの要素が複雑に絡み合っています。
- エストロゲンの低下: 睡眠を促すホルモンのバランスが崩れます。
- 自律神経の乱れ: 体温調節や呼吸を司る自律神経のバランスが崩れやすくなります。
- ホットフラッシュ: 急な発汗やのぼせで、眠りが浅くなります。
- 不安感・動悸: 心理的な緊張が続き、リラックスできなくなります。
これらの影響で、本来なら夜に下がるはずの交感神経が下がりきらず、脳が「戦闘モード」のまま夜を迎えてしまうのです。
睡眠と自律神経の深い関係

睡眠の質を左右するのは、自律神経のスイッチの切り替えです。
- 理想の状態: 夜になると「副交感神経」が優位になり、心身がリラックスして入眠。
- 更年期の状態: ホルモンの「揺らぎ」により、夜になっても「交感神経」が活発なまま。
更年期は、いわば「ブレーキ(副交感神経)が効きにくい車」を運転しているような状態。夜になっても体が休息モードに切り替わりにくい状態のため、睡眠トラブルが常態化してしまうのです。
更年期の不調は、自律神経のバランスの乱れと深く関係しています。
睡眠不足が続くとどうなる?
睡眠不足が引き起こす悪循環
「眠れないくらい…」と我慢してしまうのは危険です。睡眠トラブルを放置すると、以下のような不調がドミノ倒しのように押し寄せます。
- 慢性疲労: 疲れが取れず、日中のパフォーマンスが低下。
- イライラ・情緒不安定: 脳の疲れから感情のコントロールが困難に。
- 冷え・肩こりの悪化: 血流が悪くなり、筋肉の緊張が強まります。
鍼灸で心と体を「休息モード」へ
そんな更年期の睡眠トラブルに対し、東洋医学(鍼灸)自律神経の調整を得意としています。

- 自律神経調整: 乱れたスイッチを優しく整え、副交感神経を優位にします。
- 呼吸を深くする: 緊張で硬くなった胸周りを緩め、深い呼吸を促します。
- 血流改善: 全身の巡りを良くし、深部体温の自然な低下(入眠の条件)を助けます。
- セルフケア(お灸): ご自宅でできる「失眠(しつみん)」などのツボへのお灸指導も行います。

鍼灸は、お薬と併用しながら体を整える方法として、体に優しい選択肢です。
Q:更年期の睡眠トラブルはいつまで続きますか?
A:個人差がありますが、更年期(閉経前後5年)の期間中に現れやすいです。放置せず自律神経を整えることで、期間を短縮したり、症状を軽くしたりすることが可能です。
Q:鍼灸は熱い・痛いイメージがありますが大丈夫ですか?
A:当院では髪の毛ほどの細い鍼を使用し、心地よい刺激を心がけています。多くの方が施術中にリラックスして眠ってしまうほどですので、ご安心ください。
Q:病院の薬と併用しても良いですか?
A:はい、併用可能です。鍼灸によって体調が整うことで、主治医と相談しながら調整できる可能性もあります。








