2月のお休み:毎週水曜日、1(日)、7(土)、8(日)、22(日)

更年期と睡眠トラブルの関係

その「眠れない」、更年期のサインかもしれません

「布団に入ってもなかなか寝つけない」 「夜中に何度も目が覚めて、その後眠れない」 「しっかり寝たつもりなのに、朝から体が重だるい」

実は更年期世代では「眠れない」よりも「眠りが浅い」状態が多いとも言われています。
→ 詳しくはこちらの記事で解説しています。

40代後半から50代にかけて、こうした睡眠トラブルを抱える女性が急増します。「ただの疲れかな?」と思いがちですが、実はこれ、更年期による体内の変化が深く関係しているのです。

「自分だけじゃないんだ」とまずは安心してください。なぜ眠れなくなるのか、そのメカニズムと解決策を一緒に見ていきましょう。

更年期の睡眠トラブルに悩む女性のイメージ

更年期でなぜ睡眠トラブルが起きるのか?

更年期に眠れなくなる理由は、単なる加齢だけではありません。主に以下の4つの要素が複雑に絡み合っています。

  • エストロゲンの低下: 睡眠を促すホルモンのバランスが崩れます。
  • 自律神経の乱れ: 体温調節や呼吸を司る自律神経のバランスが崩れやすくなります。
  • ホットフラッシュ: 急な発汗やのぼせで、眠りが浅くなります。
  • 不安感・動悸: 心理的な緊張が続き、リラックスできなくなります。

これらの影響で、本来なら夜に下がるはずの交感神経が下がりきらず、脳が「戦闘モード」のまま夜を迎えてしまうのです。

睡眠と自律神経の深い関係

更年期と睡眠に関係する自律神経のバランス図

睡眠の質を左右するのは、自律神経のスイッチの切り替えです。

  • 理想の状態: 夜になると「副交感神経」が優位になり、心身がリラックスして入眠。
  • 更年期の状態: ホルモンの「揺らぎ」により、夜になっても「交感神経」が活発なまま。

更年期は、いわば「ブレーキ(副交感神経)が効きにくい車」を運転しているような状態。夜になっても体が休息モードに切り替わりにくい状態のため、睡眠トラブルが常態化してしまうのです。

更年期の不調は、自律神経のバランスの乱れと深く関係しています。

睡眠不足が続くとどうなる?
睡眠不足が引き起こす悪循環

「眠れないくらい…」と我慢してしまうのは危険です。睡眠トラブルを放置すると、以下のような不調がドミノ倒しのように押し寄せます。

  • 慢性疲労: 疲れが取れず、日中のパフォーマンスが低下。
  • イライラ・情緒不安定: 脳の疲れから感情のコントロールが困難に。
  • 冷え・肩こりの悪化: 血流が悪くなり、筋肉の緊張が強まります。

鍼灸で心と体を「休息モード」へ

そんな更年期の睡眠トラブルに対し、東洋医学(鍼灸)自律神経の調整を得意としています。

更年期の睡眠トラブルに対する鍼灸施術の様子
  • 自律神経調整: 乱れたスイッチを優しく整え、副交感神経を優位にします。
  • 呼吸を深くする: 緊張で硬くなった胸周りを緩め、深い呼吸を促します。
  • 血流改善: 全身の巡りを良くし、深部体温の自然な低下(入眠の条件)を助けます。
  • セルフケア(お灸): ご自宅でできる「失眠(しつみん)」などのツボへのお灸指導も行います。
更年期の睡眠トラブルに対する自宅でのお灸セルフケア

鍼灸は、お薬と併用しながら体を整える方法として、体に優しい選択肢です。

Q:更年期の睡眠トラブルはいつまで続きますか?

A:個人差がありますが、更年期(閉経前後5年)の期間中に現れやすいです。放置せず自律神経を整えることで、期間を短縮したり、症状を軽くしたりすることが可能です。

Q:鍼灸は熱い・痛いイメージがありますが大丈夫ですか?

A:当院では髪の毛ほどの細い鍼を使用し、心地よい刺激を心がけています。多くの方が施術中にリラックスして眠ってしまうほどですので、ご安心ください。

Q:病院の薬と併用しても良いですか?

A:はい、併用可能です。鍼灸によって体調が整うことで、主治医と相談しながら調整できる可能性もあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人