「疲れが取れない睡眠」の正体は?

「ちゃんと寝たはずなのに疲れが残る」「朝からだるい」
そんな状態が続くと、「年齢のせいかな」「体力が落ちたのかな」と思ってしまいがちです。
でも実はその多くが、睡眠中に“回復モード”に入れていないことが原因です。
脳と身体が回復モードに入れない
本来、眠っている間は
・筋肉の緊張がゆるむ
・脳の情報整理が進む
・自律神経が休息側に切り替わる
といった「回復の時間」になります。
ところが、ストレスや緊張が強い状態が続くと、
眠っていても脳と身体が完全にオフになれない状態に。
その結果、
「寝たのに疲れが抜けない」
「夢が多くて浅い感じがする」
といった感覚につながります。
睡眠時間が足りても“質”が足りない
「睡眠時間は6〜7時間取れている」という方でも、
・途中で目が覚める
・眠りが浅い
・起きた瞬間から体が重い
こうした場合は、睡眠の“量”ではなく“質”が不足しています。
質の良い睡眠には、
👉 自律神経がしっかり切り替わること
が欠かせません。
自律神経の切り替え不良が起こすこと

自律神経は、
・活動モードの「交感神経」
・休息モードの「副交感神経」
この2つがバランスよく切り替わることで、心身を守っています。
夜に交感神経が高ぶったままになると、
「眠れない」「寝ても疲れが取れない」といった状態が続きやすくなります。
実はこうした睡眠の不調は、
夜の自律神経バランスの乱れがサインとして現れていることも少なくありません。
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交感神経が暴走しているケース
寝ても疲れが取れない方に多いのが、
夜になっても交感神経が優位なままの状態。
例えば
・仕事や家事の緊張が抜けない
・スマホや考えごとで頭が冴える
・「早く寝なきゃ」と焦ってしまう
こうした状態では、体は休もうとしていても、神経は戦闘モードのままです。
副交感神経が働きにくい人の特徴
副交感神経がうまく働かないと、
・呼吸が浅い
・首や肩が常にこわばっている
・お腹が冷えやすい
といった特徴が出やすくなります。
特に更年期世代の女性は、ホルモン変動の影響も重なり、
切り替えそのものが苦手になりやすい時期です。
疲労回復のために必要な3つのポイント

「ぐっすり眠る」ために大切なのは、
夜だけでなく 1日の流れの中で回復しやすい状態を作ること です。
日中の緊張をリセット
日中ずっと力が入ったままだと、夜になっても神経は緩みません。
・肩をすくめてストンと落とす
・深く息を吐く時間をつくる
・5分だけ目を閉じる
こうした小さなリセットが、夜の回復力を底上げします。
就寝前の環境調整
眠る直前は、
「交感神経を刺激しない」ことがポイントです。
・照明を少し暗くする
・スマホを見る時間を短くする
・体を冷やさない
特別なことをしなくても、刺激を減らすだけで切り替えは起こりやすくなります。
環境を整えるだけでも回復力は上がりますが、
**「何をしたらいいかわからない」「考えすぎて眠れない」**という方も多いです。
そんな時は、寝る前に“身体から切り替える”ケアを取り入れてみてください。
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血流を整える習慣
血流が良くなると、副交感神経は働きやすくなります。
・首元を温める
・お腹を冷やさない
・湯船につかる
「温める」ことは、回復スイッチを入れる合図になります。
鍼灸が“回復力”を底上げする仕組み

セルフケアだけでは整いきらないとき、
鍼灸は 自律神経の切り替えそのものをサポート します。
鍼やお灸の刺激は、
・緊張している神経をゆるめる
・血流を促す
・脳に「安心」の信号を送る
といった働きがあり、
「寝ても疲れが取れない」状態から
回復しやすい体の土台づくり を助けてくれます。
「寝た気がしない」が
「朝、少し楽かも」に変わる方も少なくありません。
Q1. 寝ても疲れが取れないのは、睡眠時間が足りないからですか?
A. 必ずしも睡眠時間だけが原因ではありません。
十分な時間寝ていても、交感神経が優位なままだと身体は回復モードに入れず、「寝たのに疲れが残る」状態になります。大切なのは睡眠の長さよりも質です。
Q2. 自律神経の乱れは、年齢や更年期とも関係がありますか?
A. はい、関係があります。
更年期世代はホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れやすくなります。その影響で眠りが浅くなったり、朝の疲労感が抜けにくくなる方も少なくありません。
Q3. 寝ても疲れが取れないとき、すぐできる対策はありますか?
A. 就寝前に「緊張を切り替える習慣」を取り入れることが効果的です。
深い呼吸、首やお腹を温める、スマホを早めに手放すなどで副交感神経が働きやすくなり、回復力が高まります。








